葬儀
知識
2018/04/02
地域によって変わる葬儀にまつわる風習・しきたり。関西と関東の違い
地域によって変わる葬儀にまつわる風習・しきたり。関西と関東の違い
一口で「葬儀」と言っても、日本全国、地域ごとに風習やしきたり、マナーなどが異なります。
ある地域では当然行うことでも、別の地域では行わないというものがありますので、引っ越しをして住む地域が変わったというような方は注意が必要です。
ここでは関西圏と関東圏で見られる、葬儀にまつわる風習やしきたり、マナーをご紹介します。
お通夜の違い
お通夜のあとは故人を偲び、食事の席を設けますが、関東と関西で違いがあります。
まず、関東では「通夜ぶるまい」とよばれ、親族や参列者の方に食事をふるまいます。
通夜ぶるまいは参列者の人数に応じて、とりわけやすいように大皿料理で出されることが一般的です。
精進料理だけではなく、寿司やオードブルなどが並べられることがあり、参列者は一口でも箸をつけて、口を湿らせることが、故人への供養となります。
一方、関西ではお通夜のあと、関東のような通夜ぶるまいの慣習はありません。
故人を偲んで遺族や親族など身内での食事をすることはありますが、参列した方はお焼香をすませ、お通夜が終わったあとはそのまま帰るのが一般的です。
収骨の違い
火葬のあと、故人のお骨を拾って骨壺に入れることを収骨(拾骨)と言いますが、ここでも関東と関西によって拾い上げるお骨の量に違いがあります。
関東では基本手に故人のお骨をすべて拾い上げます。
一方、関西では、頭部やのど仏、腕、胸などの主要なお骨だけを拾います。
そのため関東と関西ではお骨を収める骨壺の大きさにも違いがあります。
全ての骨を拾い上げる関東圏では7寸(約21cm)の収骨容器が多く使われ、関西圏は関東より小さく3寸(約9cm)から5寸(約15cm)という骨壷が使われます。
葬儀の日程の違い
東京で葬儀を行う場合、逝去してから葬儀まであえて何日間か空ける場合があります。
もちろん、条件を問わなければ急ぐことも可能ではありますが、数日空けることで落ち着いて準備を進めることができたり、時間帯や式場の利便性などの条件がよい方を選べたりする関係で数日の日延べを選択されます。基本的に葬儀の日程を決める際はまず火葬場の状況を確認し、それに合わせて式場を決めていくことになります。
同時に宗教者のご都合や霊柩車の予約などを進めます。火葬場の手配など段取りのすべては依頼した葬儀社が行います。
また、葬儀までの日程が延びるとその期間のケアとして、ドライアイスが追加で必要になったり、安置室などの専用施設を利用している場合は日数に応じて費用が多少かかります。
葬儀と言っても関西圏と関東圏でその風習やしきたりが異なります。
また、同じ地域内でも違いが生じることもありますので、葬儀を行う、また葬儀に参列する際には、その地域の風習やしきたり、マナーを事前に確認しておくとよいでしょう。
地域の事情に詳しい信頼できる葬儀社がいれば安心です。
公益社では葬儀についてのご相談を承っておりますので、葬儀に関してなにか疑問点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
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