葬儀
知識
2018/10/05
自由葬とはどんなもの? 自由葬の内容や具体例について
自由葬とはどんなもの? 自由葬の内容や具体例について
宗教的な儀式を取り入れない、いわゆる自由なかたちで行う葬儀「自由葬」と呼ばれるお葬式があります。
日本の葬儀の約8割は仏式で行われますが、特定の宗教での葬儀や、昔からのしきたりなどにとらわれず、葬儀を行いたい、という方も少なくありません。
そのような人に選ばれている自由葬とはどんな内容なのでしょうか?
具体例や注意点と一緒にご紹介します。
自由葬とはどんなもの?
自由葬とは宗教的な儀式を行わない葬儀のことを言い、無宗教葬とも呼ばれます。
特に宗教心が篤くなくても「葬儀は仏式で行うもの」という固定観念から特定の宗教での葬儀を行う人も少なくありません。
しかし、たとえば仏式で葬儀を行うと、埋葬方法やその後の追悼行事である四十九日や一周忌、三回忌といった法要も仏式で行うようになります。
無宗教の人や、しきたりに従うことに違和感を覚える人が宗教色を廃した自由なスタイルの葬儀を選ぶケースがあり、先祖代々のお付き合いのあるお寺(菩提寺)をもっていないなどの場合に適する内容になります。
自由葬の内容や代表的な例とは?
自由葬には確立したスタイルはなく、自由葬を選ぶなら式の内容をしっかり組み立てることが必要になります。
仏式の葬儀から宗教色を抜いた内容で行われることも多く、開会の言葉のあと読経の代わりに黙祷、故人の経歴やスライドショーの紹介、別れの言葉、献花、喪主の挨拶、という形を取ることもあります。
自由葬で行う場合の一例としては、音楽好きの人を生演奏や好きな音楽で見送る「音楽葬」、故人の趣味や好きだったものを集めて見送る、堅苦しいのが苦手な故人のリクエストで、従来の厳格なドレスコードを廃した例などがあります。また、本人が生きているうちに開く生前葬も自由葬の一種です。
さらに埋葬方法も、樹木葬、納骨堂、散骨や宇宙へ遺骨を飛ばす宇宙葬など、様々な新しい方法が登場しています。
自由葬をする際の注意点とは?
自由葬には確立したスタイルがないため、自由葬を行うのなら内容をあらかじめしっかり組み立てる必要性があります。
自由葬を行う際は、内容とともに予算を設定しておき、その中で行えるものを選んでいくようにします。
自由葬は故人の意思を尊重して家族が選ぶケースが多いのですが、しきたりを重んじる地域や家柄だと理解を得られないこともあります。
自由葬を選ぶ際には、事前に親族と相談し、理解を得ておくことも大切です。
また、菩提寺がある場合、宗教者を呼ばずに自由葬を行い、そのあと菩提寺に納骨を断られた、などのケースも想定されます。
お葬式のやり直しを迫られる可能性もありますので注意が必要です。
自由葬を行う際には、葬儀の後の事も考慮して、メリットだけでなくどんなデメリットがあるかも確認しておきましょう。
自由葬とはどのようなものかについてご紹介しました。宗教色を持たない自由葬は、特定の宗教を信仰していない人にとってはぴったりの葬儀方法です。
しかし新しい葬儀方法でもあるため、しきたりを重んじる地域や家では理解を得られないケースもあります。
自由葬を選ぶ際には、式の内容をしっかり組み立てることはもちろん、親族への理解を得ておくことが大切です。
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