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献杯とは?恥をかかないための正しいマナーを解説

献杯とは?恥をかかないための正しいマナーを解説

結婚式やお祝いごとの集まりがあった際に行われる乾杯は、おめでたい席でのみ行われます。一方、葬儀や法事の際に杯を差し出すことを献杯と言います。乾杯と献杯は言葉こそ似通っていますが、意味や行われる状況は全く異なります。

献杯について知識がないと、大切なお悔やみの場で恥をかいてしまう可能性があります。本記事では、献杯の正しいマナーについて解説します。献杯の流れや挨拶文などを知りたい方であれば、当コンテンツをぜひご参照ください。

目次
■献杯とは
■乾杯と献杯の違いと意味
■献杯が行われるタイミング
・献杯の具体的な流れ
■献杯の挨拶
・葬儀後の会食での献杯
・法事・法要後の献杯
・献杯の挨拶で使ってはいけない言葉
・献杯の挨拶で気を付けること
■通夜振る舞い・精進落としなど会食のマナー
・会食の意味
・会食時のマナー
■まとめ

献杯とは

葬儀や法要の後、参列者が集まって会食を行います。その会食のはじめに喪主の挨拶に続いて、故人に対して敬意を表し杯を捧げることを「献杯」と言います。葬儀の後の精進落とし、法事の後のお斎(おとき)、追悼会、お別れ会の会食など、葬儀や法事が行われると参列者が一緒に食事をする場面は少なくありません。このような弔事の食事の席では献杯をしてから食事をはじめることが一般的です。あらたまった席だけでなく、故人を偲んで友人同士で会食を行う際にも、乾杯ではなく献杯が好ましいです。

献杯は、宗教や宗派などで明確に定められた規定はなく、慣習として行われています。そのため、宗派や地域によっては献杯をしないところもあります。葬儀社や菩提寺、地域のことに詳しい人にあらかじめ確認しておくと安心です。

乾杯と献杯の違いと意味

献杯は、「相手に杯を差す」という意味があります。わかりやすく言えば、「お酒を注いで勧めること」という意味です。しかし、実際には葬儀や法事など弔事の後に食事の席で杯を捧げ、敬意を示すという意味が強くなっています。

所説ありますが、日本国内における乾杯はヨーロッパから入って来た習慣です。乾杯はおめでたい席で行うことで、お祝い気分を盛り上げるために行います。代表者の「乾杯!」の発声の後に参加者はお互いのグラスを打ち付けて、盛大に場を盛り上げます。献杯の厳かな雰囲気と、乾杯の賑やかなムードは対局にあると言えるでしょう。

献杯が行われるタイミング

献杯は、葬儀が終了し精進落としや忌中払いなどの会食が始まる前や、法要が終了後にお斎(おとき)の会食が始まる際に行われます。

おおまかな流れとしては、会食を行う会場に入り全員が席に着いたら、喪主の挨拶が行われます。挨拶が終わったら参列者全員の杯やグラスにお酒やソフトドリンクを注ぎ合います。準備が整ったら、発声を頼まれた人の掛け声に合わせて献杯をする流れです。また、地域によっては遺族が会食の参加者全員に、お酒もしくはソフトドリンクを注ぐこともあります。

以下では移動から食事が開始されるまで、献杯の具体的な流れについて解説をしましょう。

献杯の具体的な流れ


①通夜や葬儀、法要が終わったら、会食の会場に移動します。会食会場への案内は葬儀社の方が行うため、場所がわかっていても勝手に行かないようにしましょう。

②会場に到着したら着席を行いますが、明確な座席の位置はありません。和室の場合には床の間がある一番奥が上座、入り口に近い場所が下座です。一般的には、喪主が上座に座りそれ以外の親族は下座に座ります。参列者は自由に座って良いことになっています。すぐに失礼する場合には、出入り口の近くに座ると良いでしょう。着席したら、飲み物を用意します。飲み物を注ぐ人は地域などによって異なりますが、自分で注ぐことはしません。喪主が一人ずつ注ぐ場合や葬儀社のスタッフの方が注ぐ場合もあります。

③全員が着席し飲み物が行きわたったら、挨拶をします。
④挨拶を終えたら「献杯」の音頭を取ります。
⑤参列者は、杯を胸の前に差し出して静かに「献杯」と発声して口を付けます。
⑥献杯が終了したら、食事をはじめましょう。

献杯の挨拶

献杯の流れについて紹介できたところで、「献杯の挨拶」についてシチュエーション別に例文を紹介します。

葬儀後の会食での献杯


・一般的な献杯挨拶の例文
只今ご紹介いただきました(故人との関係)の、〇〇〇〇と申します。このように皆様にお集まりいただき故人もさぞ喜んでいることと存じます。ここに故人を偲び、皆さまに献杯をお願いしたいと存じます。皆さまお手元にグラス(または杯)のご用意をお願いいたします。それでは、献杯とご唱和をお願いいたします。

「献杯」
ありがとうございました。

・喪主(長男)の献杯挨拶の例文
喪主を務めました□□□□(故人)の長男〇〇〇〇と申します。昨日の通夜、そして本日の葬儀とお忙しい中皆様方のご参列をいただきまして、深く感謝申し上げます。突然の逝去でありましたもので、まだ心もとない気持ちも残っているのが本音ではございますが、今後は残された母を支えながら、家族一同努力していく所存でございます。あらためまして、これからも皆様方のご支援やご協力をいただければ有り難く存じます。それでは皆様、献杯のご唱和をお願いいたします。

「献杯」
ありがとうございました。

・友人が挨拶を行う場合
只今ご紹介をいただきました〇〇〇〇と申します。△△さんとは学生時代からの付き合いですが、まさか、このような形で突然のお別れをすることになるとは思っていなかったので、今でも信じられない気持ちでいっぱいです。ご遺族のご心中を思うと言葉もございませんが、故人を偲びご冥福をお祈りして、献杯をさせていただきたいと思います。

「献杯」
ありがとうございました。

・故人の弟が挨拶を行う場合
私は、故人の弟の〇〇〇〇と申します。通夜、葬儀と2日間にわたり、ご参列いただきありがとうございました。お祭りや花火大会など、とにかく賑やかなことが大好きな明るい性格の姉でした。このように皆様にお集まりいただき、姉もきっと喜んでいることと思います。ここに姉を偲んで献杯を行いたいと思います。それでは皆様、献杯のご発声をお願いいたします。

「献杯」
ありがとうございました。

・親族代表として挨拶を行う場合
本日はお忙しい中、足をお運びいただきありがとうございました。私は、故人の叔父の〇〇〇〇と申します。お陰様で通夜、葬儀共に無事に終えることができました。これもひとえに皆様のご厚意とお力添えのお陰と感謝しております。ささやかではございますが、食事の用意をいたしました。故人の思い出話などをしながらゆっくり召し上がってください。それでは献杯をさせていただきます。

「献杯」
ありがとうございました。

法事・法要後の献杯


・喪主の献杯挨拶の例文
喪主の〇〇〇〇でございます。本日は父の一周忌法要に参列いただき、誠にありがとうございました。今でも時々、ふと側に父がいるように感じることがあります。気持ちが落ち込んだ時は父の口癖だった「やればできる」という言葉が、父の声で耳の奥に響くように感じます。今でも存在感のある父ですが、父が父らしくいられたのはお集まりくださった皆様方のお力添えがあってこそだったと思います。ささやかではございますが御食事をご用意いたしまので、父を偲びながらお召し上がりください。それでは皆様、献杯のご唱和をお願いいたします。

「献杯」
ありがとうございました。

・甥が献杯挨拶をする場合の例文
本日はお集まりいただきましてありがとうございました。私は、故人の甥の〇〇〇〇と申します。月日が流れるのは早いもので、おかげさまで無事に一周忌を済ませることができ、叔父も安心していることと思います。この席では、皆様と叔父との懐かしい思い出話を伺いながら、故人を偲び冥福を祈りたいと思います。それでは、献杯のご唱和をお願いいたします。

「献杯」
ありがとうございました。

献杯の挨拶で使ってはいけない言葉


献杯の挨拶の時には忌み言葉を使わないよう注意しなければなりません。

忌み言葉とは、「たびたび」や「重ね重ね」など同じ言葉を繰り返す言葉です。繰り返しの言葉は不幸が重なってしまうとされ、縁起が悪いので避けるようにしましょう。また、死を連想させるような「終わる」「消える」という言葉や、「苦しむ」など不幸を連想させるような言葉も使わないようにしましょう。数字の「4」「9」や「死ぬ」「生きる」などの直積的な言葉もふさわしくありません。

宗教によっては、使う用語が異なることがあります。例えば「ご冥福をお祈りする」の「冥福」という言葉は仏教用語です。キリスト教では使いません。キリスト教では人が亡くなることを「天に召される」と言いますが、仏教では使いません。献杯の挨拶を頼まれたら、喪主の方に宗派を確認しておくと良いでしょう。このほか、場を和ませるつもりで砕けた挨拶文にすることも失礼に当たるので避けましょう。

献杯の挨拶で気を付けること


献杯の挨拶は長くなりすぎないようにしましょう。故人との思い出は数多くあるかもしれませんが、挨拶は手短にしたほうがスマートです。内容は、自己紹介・故人との関係・思い出を1分程度にまとめましょう。
献杯の発声は、落ち着いた声で行うと良いでしょう。挨拶をする時には笑顔は避けてください。

通夜振る舞い・精進落としなど会食のマナー

通夜や葬儀、法事の後の会食に参加する際に覚えておきたいマナーがあります。

会食の意味


通夜後に行われる通夜振る舞い、葬儀の後に行われる精進落としは、どちらも会食という点は同じなのですが、少し意味が違います。
通夜振る舞いは、通夜に参列してくれた方に対する感謝の気持ちと故人を偲ぶ気持ちを表したものです。単なる食事をしながらお酒を飲むという会ではありません。故人の思い出話などをしながら、冥福を祈ります。

通夜の時は、遺族は忌中です。そのため、通夜振る舞いで振舞われる食事は精進料理でした。現在では精進料理にこだわらずに、食べやすく万人に好まれるものが振舞われるようになりました。時間も短いので、お寿司・天ぷら・唐揚げなどのオードブル・サンドイッチなど、簡単につまむことができるものがよく出されます。料理が並んでいても、箸を伸ばしても良いのは献杯が終わってからです。マナー違反にならないよう注意しましょう。

初七日法要後に行われる精進落としは、参列してくれた方に対する感謝の気持ちと故人を偲ぶ気持ちを表したものという点では通夜振る舞いと同じ意味ですが、加えて日常に戻すという意味があります。以前は、遺族は初七日まで肉や魚などは口にせず精進料理を食べるという慣わしがありました。初七日は精進料理を食べることから、日常の食事に戻るという意味で「精進落とし」と名づけられたとも言われています。

精進落としで振舞われる料理もお寿司・天ぷら・唐揚げなどのオードブル・サンドイッチなどが主流ですが、中華料理や洋食が振舞われることも増えています。

会食時のマナー


通夜は夜に行われることが多いため、通夜振る舞いは夜いただくことが多くなります。

お腹が空いているからと言って、たくさん食べることはマナー違反です。生ものも出されることが多いので、残してしまってはもったいないのですが、行儀良くいただきたいものです。通夜振る舞いは大皿や大きな寿司桶などで出されることが多いため、周りのペースと合わせていただくと良いでしょう。

法事の後の会食は、人数があらかじめ決まっているため、食事が個々で出されます。個人に出された食事は、残さずに食べても問題ありません。久しぶりに会う友人や親戚と話が弾んでしまうことがありますが、会食は故人を偲ぶためのものです。お酒も入り楽しい気持ちになってしまうこともありますが、通夜振る舞いや精進落としなどの会食時は、少し声のトーンを低くするなどなるべく大きな声で話すことは避けましょう。

通夜振る舞いは、途中で退出しても失礼には当たりません。逆に長居してしまうことはマナー違反になることもあるのでご注意ください。途中で退出する場合には、喪主に「お先に失礼させていただきます」と一言声をかけるようにしましょう。

まとめ

今回は、通夜や葬儀、法要などの後の会食で行われる献杯について解説しました。献杯とは、故人に対して敬意を表し、盃を捧げることです。会食に参加する場合は、マナーを守って故人を偲び敬意を表しましょう。また、献杯の発声を依頼されたら、挨拶文を考える際にコンテンツ内で紹介した例文を参考にすると良いでしょう。とはいえ、喪主として葬儀や通夜を開催する立場の場合は、挨拶に加えて「葬儀の進行」や「会場のご案内」なども綿密に準備する必要があります。万が一に備えて、少しずつでも準備を進めておくことを推奨します。

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