葬儀が終わった後の事
知識
2019/03/28
ゴミにするのはしのびない……処分しづらい「物」の供養について
生前整理や遺品整理を進める中で、数の多さから作業が大変といわれているのが衣服や書籍などです。その一方で、写真や寝具、手帳など、数が少なくても思い出深く、なかなか手放すことができないものもあるでしょう。そのような場合には、「物」を供養するという方法があります。物はどこでどのように供養できるのか、その方法についてお伝えします。
処分しづらい物は供養されてきた
生前整理や遺品整理をしていると、中には処分するにはしのびないものが出てくることもあるでしょう。特別な思い出があって捨てにくい、故人が毎日のように使っていたから処分するのがためらわれるなど、ゴミとして処分することに抵抗を感じるようなものです。
古くから、日本では物に持ち主の思いが宿ると考えられ、物の供養がおこなわれてきました。特に人形は、身代わりに災いを引き受ける役割を持つとされる場合もあり、役目を終えるときには捨てるのではなく、感謝の意味を込めて今も供養され続けています。
そのほかにも、針供養や包丁供養、着物や帯の供養、くし供養など、さまざまなものが供養されています。近年では、ご縁を感じさせる写真や手紙、名刺などに加えて、パソコンや携帯電話の供養を希望する人が増えつつあるようです。
処分に悩むものの種類が変わっても、そこにある思いに変わりはありません。捨てるのが難しいと感じるものについては、供養してからの処分を検討しましょう。
参考:着物買取の案内所 | 処分・買取・レンタル・トレンドなど着物に関する情報を取り扱うメディア
物を供養する2つの場所
物を供養するのはお焚き上げ(おたきあげ)という儀式で、お祓いやお経を上げてから炎の力で清めます。お焚き上げを受付けているところは主に2種類あり、神社仏閣とお焚き上げをおこなう遺品回収業者などに分かれます。
神社仏閣
全国には、お焚き上げを受付けている神社や寺院があります。
・物の供養で有名な神社仏閣(人形供養など特定の物に限る場合や愛用品、遺品全般など)
・近隣の神社仏閣
特定の物の供養で有名なところは、年に一度供養祭や感謝祭を開催する場合と通年で受付けている場合とに分かれます。愛用品や遺品全般を受付けるところでは、お焚き上げできないものもありますので、事前に確認が必要です。
遠方にお住まいの場合は、郵送や宅配便で受付け可能なところもありますので、問合わせてみましょう。近隣の神社仏閣でもお焚き上げを受付けている場合がありますので、こちらも一度問合せてみることをおすすめします。
遺品回収業者
生前整理や遺品整理の需要が高まっていることを受けて、お焚き上げをする業者や協会が登場しています。基本的には通年受付けていて、お焚き上げを希望するものを郵送や宅配便で送る仕組みです。パソコンや携帯電話などの電子機器のお焚き上げをするところもあります。
・MISお焚き上げステーション
・焚上協会
そもそも物を供養しようと考えるのは、その物への思い入れや愛着などがあるからではないでしょうか。長く使ってきた、大切にしてきたものだからこそ、思いに整理をつけることが必要になるのでしょう。
お焚き上げをしていただくことで気持ちに区切りをつける場合に利用されるとよいでしょう。感謝をされて嬉しくない人がいないように、きっと「物」も喜んで役目を終えてくれるに違いありません。
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