葬儀
知識
2023/11/20
訃報や葬儀の連絡をする時のポイントを解説
訃報とは、人が亡くなったことのお知らせです。
家族や親族が亡くなったら、訃報のお知らせを速やかにしなくてはなりません。大切な方の訃報のお知らせをするのは辛いことですが、やらなければならないことのひとつです。
訃報のお知らせは「いつ、どのようなタイミングで、誰に」行う必要があるのでしょうか。訃報を知らせるには、どのような方法があるのでしょうか。
いざというときに慌てないためにも、訃報に関するマナーや注意点について詳しくご紹介します。
【目次】
■訃報や葬儀の連絡手段は
・そもそも訃報とは
・訃報・葬儀を知らせる方法
・SNSでの連絡をする場合の注意点
■訃報・葬儀連絡で、伝えるべきこと
・訃報
・葬儀
■訃報・葬儀の連絡例を紹介
・電話で連絡する場合
・メールで連絡する場合
■連絡は誰にすべき?
・連絡する順番は決まっている?
■訃報を流すタイミング
■訃報・葬儀の連絡をしなかった方への対応は?
■訃報を知らせる方法は相手や時代に合わせて
訃報や葬儀の連絡手段は
家族や親族が亡くなったら、知人や関係者などに訃報や葬儀について知らせる必要があります。訃報や葬儀の連絡をするためには、どのような手段があるのでしょうか。
そもそも訃報とは
訃報(ふほう)とは、人が亡くなったことのお知らせです。「訃」には人の死に関する知らせ、「報」にはなんらかの事実を知らせること、という意味があります。
この訃報とよく似た言葉に「悲報」というものがあります。訃報は人の死に関するお知らせであるのに対して、悲報は死に限定しません。文字通り、悲しい出来事があったことのお知らせという意味があります。
訃報・葬儀を知らせる方法
訃報・葬儀を知らせる場合は、電話、メール、SNSなどの方法があります。
急を要し、すぐに伝えたい方がいる場合は、電話で知らせることが最も有効です。電話の場合、確実に訃報を伝えることができます。
メールやSNSでも迅速に伝えられますが、確認したかどうか?が把握しにくいというデメリットがあります。また、年配の方に知らせる場合は、メールやSNSで伝えると、マナー違反と取られてしまう可能性があります。
訃報・葬儀を知らせる方法としては、電話が最もおすすめの方法ですが、状況に応じて、相手に合った方法を選ぶと良いでしょう。
SNSでの連絡をする場合の注意点
LINE、Facebook、X(旧:Twitter)など、SNSの連絡方法は多々ありますが、訃報・葬儀を知らせる場合は、どの範囲にまで情報が行き渡るのか?について十分な配慮を行ったうえ、適切な手段でお知らせしましょう。
訃報・葬儀連絡で、伝えるべきこと
訃報と葬儀では、連絡する内容が異なります。訃報と葬儀の連絡を兼ねて行う場合は、どちらの内容も記載してください。
訃報・葬儀の連絡で記載すべきことをそれぞれご説明します。
訃報
訃報の連絡をする場合は、故人の名前・亡くなった日・死因と享年(伝える必要があれば)を伝えてください。詳細については、追って連絡をするということも伝えておくと良いでしょう。
葬儀
葬儀の連絡をする場合には、喪主の名前・連絡先・通夜や葬儀の日程・通夜や葬儀の場所・宗教・宗派を伝えてください。通夜や葬儀の日程は、明確に伝えるようにしましょう。もし、まだ決まっていないことがある場合には、追って連絡をすることも伝えておいてください。
訃報・葬儀の連絡例を紹介
訃報・葬儀の連絡をする場合の例文を、連絡手段別にご紹介します。それぞれの注意点もあわせてご紹介します。
電話で連絡する場合
(夜分/早朝)失礼いたします。〇〇の長男の〇〇〇〇(自分の名前)と申します。本日早朝、父が△△(死因)のため、□□病院で亡くなりました。
通夜・告別式はXX日XX時より、○○斎場で行います。葬儀は(仏式/神式/キリスト教式/〇〇式/○○葬)にて行います。
ご参列が可能であれば、何卒よろしくお願いいたします。何かありましたら、〇〇〇〇(090-XXXX-XXXX)まで、ご連絡ください。
メールで連絡する場合
件名:【訃報】〇〇〇〇(故人の名前)逝去のお知らせ本文:株式会社〇〇 〇〇部 〇〇殿
父 〇〇〇〇 儀 病気療養中のところXX月XX日に他界いたしました
生前のご厚意を感謝いたしますとともに 謹んでお知らせさせていただきます
通夜、葬儀告別式につきましては仏式にて 下記の通り執り行いますことをお知らせいたします
通夜日時 令和XX年XX月XX日(午前/午後)XX時XX分より
葬儀告別式日時 令和XX年XX月XX日(午前/午後)XX時XX分より
通夜場所 〇〇〇斎場
住所 〇〇県〇〇市〇〇町X‐X‐X
電話 XX‐XXXX‐XXXX
喪主 〇〇〇(長男)
葬儀形式 仏式
連絡先電話番号 (自宅又は携帯又はメールアドレスなど)
連絡は誰にすべき?
訃報・葬儀の連絡は、故人の家族や親族、また故人と深く親交のあった知人や友人に行いましょう。
訃報を知らせるべき親族は、三親等あたりまでが目安となっています。三親等よりも離れている親戚でも、普段から親交が深い場合には、ぜひ知らせるようにしましょう。
友人や知人への連絡は、通夜・葬儀の日時が決まってから連絡をしても遅くはありません。故人が会社員の場合は、会社の上司や同僚の方、人事部などにも知らせてください。
町内会や近隣の方と親しいお付き合いがある場合、知らせなければならないという方もいらっしゃるでしょう。その場合は、通夜・告別式・葬儀の日程が決まり次第連絡するのがよいでしょう。
連絡する順番は決まっている?
訃報・葬儀の連絡をする順番は、ある程度決まっています。一般的な順番は、下記の通りです。
1.家族、親族、近親者
2.僧侶などの宗教者<
3.友人、知人
4.会社・職場関係者、学校関係者、所属団体の関係者など
5.隣近所、町内会、自治会など
以上のように、関係性が深い方から順に連絡していきます。
最初は、家族や親族、近親者に連絡してください。特に遠方に住んでいる家族には、移動時間を考慮して、早めに伝えるようにしましょう。
家族、親族、近親者の次に、葬儀の際に読経を依頼する僧侶に連絡をしてください(仏教式で執り行う場合)。通夜・告別式・葬儀のスケジュール調整を行う必要があるためです。
次に、特に親しくしていた知人や友人に連絡します。学生時代の同級生やサークルの友人などに連絡する場合は、代表者の方に連絡して、他の方への連絡は代表者に任せると、負担を減らすことができます。
その次に、会社や学校などの関係者へ連絡を行い、最後に隣近所や町内会、自治会などへ必要に応じて連絡してください。
訃報を流すタイミング
すぐに知らせたい家族や親族以外は、通夜・告別式・葬儀の日程が決まってから訃報を流すことが一般的ですが、遠方に住んでいる親しい人がいる場合には、移動時間や日程調整などを考慮して早めに伝えると良いでしょう。
近年、家族葬など身内だけで葬儀を行うケースが増えています。そのため、近親者以外には、葬儀が終わってから「葉書や手紙で報告をする」ケースも増えています。
訃報・葬儀の連絡をしなかった方への対応は?
訃報・葬儀の連絡は、すべての知り合いに行うわけではなく、事後報告を行う相手もいます。
その場合には、葉書や手紙といった郵送で行うことが主流です。
葉書で連絡をする際の文例は、以下の通りです。
謹啓 夫 〇〇〇〇(名前) 儀
かねてより入院加療中でありましたが 去る令和〇年〇月〇日 85歳にて永眠いたしました
葬儀は故人の意志により近親者のみが集い家族葬にて相済ませました
なお、誠に勝手ではございますが 弔問、香典、供物、弔電のご厚志につきましては固くご辞退申し上げます
故人が生前賜りましたご厚誼につきまして深謝申し上げます
本来ならば直接ご挨拶申し上げるべきところ 恐縮ではございますが略儀ながら書中をもってお知らせいたします
謹白 令和〇年〇月〇日 喪主 〇〇〇〇(名前)
お知らせする方法はいくつかありますが、喪中はがきで連絡することをおすすめします。
自身の手で作成するのも良いのですが、知らせる相手が多い場合は印刷会社や葬儀社に依頼しても良いでしょう。
訃報を知らせる方法は、相手や時代に合わせて
訃報とは、人が亡くなったことのお知らせです。
近年ではメールやSNSを利用する方も増えていますが、急を要するときは、やはり電話が有効です。また、年配の方の中には「訃報は電話で行うのがマナー」であるという考えの方もいます。その方に合った知らせ方をすると良いでしょう。
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