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2017/11/27
亡くなってからご遺体安置までのやらなければならないことを徹底解説!
病院で亡くなり、その後に通夜を行い、通夜が終わると翌日に葬儀おこなうという大まかな流れは、ほとんどの人がご存知だと思います。
また、法律では死後24時間は火葬してはならないことになっており、ご遺体は一旦どこかにご安置しなければなりません。病院で亡くなった場合、病室から一時的に霊安室へと移動します。
しかし、病院には限られたスぺ-スしかないために長時間安置することができず、他の場所に搬送する必要性が生じます。
ここでは、近親者の方などが亡くなられたとき、ご遺体を病院から搬送するまでの流れを説明いたします。
亡くなってから最初に行うこと
病院で亡くなった後は、次の4つの儀式が行われるのが一般的です。それぞれの儀式の意味や流れについて、順を追って説明いたします。
末期の水
ご臨終は医師が判断を行いご家族に告げられます。その後、家族や近親者が枕元に寄り、故人の口に水を含ませる「末期(まつご)の水」(死に水)の儀式を行います。
仏教に由来する末期の水は、故人が生き返ってくること、または死後の世界で喉が渇き苦しむことがないことを願うための儀式です。現在では、仏教に限らず他の宗教・宗派でも行われることもあります。
末期の水では、新しい筆、あるいは割りばしの先に脱脂綿を巻いて糸で結んだものに水を浸し、故人の唇を湿らせます。喪主、血縁の近い順に行うのが一般的です。
清拭・湯灌
清拭(せいしき)とは、アルコールを浸した脱脂綿やガーゼを使い、遺体の露出している部分だけを拭くことを指します。
病院などでは、故人の身体を綺麗にする清拭(エンゼルケアの処置)を行うことがほとんどですが、お身体の状態により納棺までの間に腐敗が進んでしまう、といったケースが考えられます。綺麗な姿で送りたい時に湯灌が行われる場合があります。
湯灌(ゆかん)とは、故人の身体や髪を洗い清める儀式のことです。湯灌によって故人の身なりを整え、現世の悩みや煩悩を洗い流し、成仏できるようにという意味を込めながらお身体のケアを行うことがあります。
専門的な技術が必要になりますので、湯灌を希望される場合は公益社にご相談ください。
エンバーミング(ご遺体衛生保全処置)
故人のお身体のケアに最適なのはエンバーミングです。清掃や湯灌とは比にならないほど、感染症の予防など、触れても安全なほどに衛生面に優れ、最後のお別れの姿を大切にすることができ、故人の尊厳を守りつつご遺族の悲しみを癒します。
綺麗な姿を見送った遺族は、そうでない場合と比べて事後の立ち直りが早いという研究結果もありますので、美しいお別れをご希望の方は、公益社にご相談ください。
着替え
清拭・湯灌・エンバーミングなどと合わせて、故人を浴衣などの新しい衣装に着替えさせます。白い浴衣などを着せることが多いですが、最近では故人が生前気に入っていた衣装を着せるケースもあります。
死化粧
葬儀に参列してくれた方に故人の安らかな顔を見ていただくため、死化粧を行います。死化粧は、昔は女性だけの儀式でした。
しかし、最近では男性であっても眉を整えるなどの薄化粧を施すケースもあります。
故人が長い闘病生活で顔がやつれている場合は、両頬に脱脂綿を含ませ、顔がふっくらと見えるようにします。その後、髪の毛をとかし、男性なら髭をそり、女性なら薄化粧を施します。
ご遺体の搬送の準備をする
お身体のケアを終えたあとは、ご遺体を安置します。まず病院の霊安室に移動しますが、病院のスペースも限られているため、自宅もしくは他の施設などの安置場所を決めることになります。
(1)搬送先の決め方
ご遺体の安置場所に自宅を選ぶ遺族は、故人とゆっくり最後のお別れができることを喜びと感じるようです。
ただ、ご遺体を搬送するときに近所の方に知られるケースも考えられます。密葬や家族葬を考えているご遺族にとっては、不都合に働くかもしれません。また高層マンションにお住まいの方などは、自宅までご遺体を搬送しにくいというケースもあります。
このような時に公益社のセレモニーホールなら、ほぼ全ての会館に個室の安置室がありますので、管理面や衛生的にも安心です。ご逝去直後のデリケートな時間を故人とゆっくり過ごしたい方には、特におすすめになりますので、便利な葬儀会館の利用をご検討ください。
(2)遺体搬送車を手配する
ご安置を決めたら、次に搬送車を手配します。ご遺体は自家用車でも移動は可能ですが、安全面などを考慮して、葬儀社の用意する寝台車を利用するのがおすすめです。葬儀社を決めている場合はすぐに連絡を入れましょう。
葬儀社を決めていない場合には、取り急ぎ病院と提携する葬儀社などに搬送してもらうことも可能です。ただし、ご遺体の搬送だけをお願いするようにして、葬儀については未定である旨を伝えておきましょう。
死亡診断書を受け取る
遺体を搬送する手配ができたら、病院への清算を行い、医師による死亡診断書を書いてもらいます。
死亡診断書は、市区町村に「死亡届」を提出する際に合わせて提出する書類です。死亡診断書がないと死亡届が受理されないだけでなく、火葬・埋葬の許可もおりないので注意してください。
また、保険金や遺族年金の請求の場合にも、死亡診断書が必要となる場合があります。役所に死亡届を提出する際には死亡診断書が返却されませんので、いくつかの手続きがあらかじめ想定される場合には、死亡診断書を複数枚書いてもらうようにしましょう。
ご安置後の落ち着いた所で近親者・菩提寺(檀那寺)に連絡する
ご遺体を搬送する前に各方面に連絡してしまうと、病院に人が駆けつけてしまい動きが取れず収集がつかなくなる場合があります。
危篤の際に声を掛けなければならない方以外の近親者には、葬儀の段取りがある程度進んだタイミングで亡くなったことの報告をしましょう。また、お世話になっている菩提寺への連絡も、この段階で行います。
(1)近親者への連絡
近親者へ死去の報告をするときは、遺体の安置場所までお越しになるかなどの確認をとっておきましょう。
また、宗教・宗派によって、ご遺体の安置方法などが異なります。故人の宗教・宗派がわからない場合は、このとき尋ねておきましょう。
(2)菩提寺(檀那寺)への連絡
先祖代々の墓がある菩提寺にも、死去の報告を行います。寺院によっては、檀家の方が亡くなったとき、菩提寺の僧侶が通夜に先立って「枕経(まくらぎょう)」を勤める場合があります。
また、菩提寺に連絡をするときは、死去の報告とあわせて葬儀の日時についてご都合を伺います。この時、時間帯などにも配慮しながら、ご住職にお伺いを立てる姿勢でご連絡いただくのがよいでしょう。
公益社なら早急に対応いたします。
霊安室のスペースによっては、数時間で移動をしなければならないケースもあります。亡くなったことへのショックを抱えながら、ご安置先を考えるのはご遺族にとって大きな負担になるものです。
そのようなときは、24時間365日専門スタッフ対応の公益社にお任せください。迅速・丁寧に対応いたします。ご遺族が落ち着いて行動できるように、死亡診断書や清算、病室の荷物整理などのサポート。
搬送先となる公益社会館には、ベッドのほか公益社独自の保冷機器も用意。経験豊富なスタッフが、付き添いや面会者に柔軟に対応いたします。
また、公益社では故人の尊厳を守るエンバーミングも承ります。エンバーミングとは、ご遺体に消毒殺菌・防腐・修復・化粧を施し、生前の姿に近づける技術のこと。ご遺体の状態変化が軽減されることで、ご遺族の悲しみをケアするだけでなく、故人の遺志やのこされる方遺族の思いを反映した葬儀を営むことが可能となります。
少しでも不安や心配なことがあれば、公益社にご相談ください。専門のスタッフが、丁寧に説明いたします。またインターネットから資料請求や見積もりも可能です。お時間のある方は、どうぞご利用ください。
まとめ
一般的に、医師が死亡判定をした後は、末期の水(死に水)、湯灌・清拭、着替え、死化粧を施します。それぞれの流れや意味について理解しておけば、戸惑いも少なくなるだけでなく故人を心から見送ることができるでしょう。
故人のご安置は、自宅もしくは民営の斎場などから選ぶ必要があります。自宅であれば、家族や近親者との距離が近い中で過ごすことが可能ですが、ご近所などへの対応や外出時の対応などを検討しなければなりません。
公益社のセレモニーホールの安置室の場合には、大切な時を落ち着いて過ごすことができ、遅れて駆け付けるご親戚の対応なども含め気兼ねなくお過ごし頂けます。
ご遺体の移動には、安全面などの観点から寝台車を利用するとよいでしょう。公益社にお電話いただければ、すぐに対応いたします。
また、病院の清算時には死亡診断書の記載に間違いがないか、必ず確認してから受け取るようにしてください。記載に誤りがありますと、後々の訂正に時間を要することになります。
段取りをスムーズに進行するためには、できるだけ早い段階で公益社にご連絡ください。滞りなくお手伝いさせていただきます。
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