終活
知識
2018/02/28
【葬儀をめぐる親族トラブル】お葬式の揉め事の傾向と対策
【葬儀をめぐる親族トラブル】お葬式の揉め事の傾向と対策
葬儀は故人を送り出す大切な儀式です。残された親族は、故人の人生に思いをはせつつ、故人が安らかに眠れるよう粛々と式を進めたいものです。
しかし、本来厳かに執り行われるべき葬儀は、親族同士のトラブルが発生しやすい場となることもあります。
相続に関すること、お葬式の進め方に関することなど……。
できることなら親族同士のもめごとは避けたいものです。
ここでは、葬儀で発生しやすい親族トラブルの傾向やその対策法などをご紹介します。
相続に関わるトラブル
葬儀の場は、亡くなった方の法定相続人が一堂に会する場でもあります。
故人の遺産や相続について話題に上がることもあるでしょう。
誰がいくら預貯金を相続するか、誰が家を相続するかなど、本来であれば遺産分割協議として、改めて機会を設けて話し合うべき内容について葬儀の場で話し合うのはトラブルのもとですし、場合によってはその後の葬儀の進行にも影響を及ぼしてしまいかねません。
せっかく同じ場所に集まったのだから遺産相続について話し合いたくなる気持ちも分かりますが、葬儀は故人を送り出す大切な儀式です。
できることなら相続に関する話し合いなどは別の機会に行うようにしましょう。
葬儀にかかる費用についてのトラブル
葬儀を開催するための費用も親族同士のトラブルが発生してしまう原因になることがあります。
葬儀にかかる費用は葬儀の規模によってさまざまです。葬儀の内容や規模に関しては基本的に喪主が決定していくことになります。
しかし「喪主が決めた葬儀内容や規模では費用が少なすぎる」「もっと豪華な葬儀にするべきだ」などといったように、他の親族と意見が食い違えばもめごとに発展してしまいます。
周囲の意見を聞きすぎ、想定している予算を超える葬儀を開催してしまうと、なにかと後を引いてしまうものです。
葬儀費用は相続税の控除対象であることをふまえて、規模や内容は早い段階から親族同士で話し合いながら決定していくようにしましょう。
葬儀の風習の違いによるトラブル
親族の中には、葬儀に対する考え方が違う方がいることもあります。
身内だけの家族葬ではなく広く一般の方にも参列してもらうべき、葬儀は寺であげるべき、親族だけであげるべき、通夜は誰かひとりが必ず起きておくべきなど、喪主の意見とは異なった主張をする方もいらっしゃるでしょう。
現在、葬儀の内容や執り行い方は多様化しているとは言え、それぞれに「あるべき葬儀像」を持っていることが多いものです。
全員が主張しては、意見が衝突してもめごとやトラブルに発展してしまう可能性があります。
葬儀の内容や執り行い方については、事前に責任者を何人か選出して、じっくり相談をしながら決定するようにしましょう。
トラブルを回避するためにしっかり終活を行おう
上で紹介したトラブルは、故人が生前から終活を行っておくことで防げる場合もあります。
たとえば、遺言書を作成することで相続に関するトラブルも避けやすくなりますし、エンディングノートに葬儀の規模や内容、執り行い方などについて記載しておくことで、親族同士の意見衝突なども避けることができるでしょう。
終活は自分のためのものという印象をお持ちの方もいるかもしれませんが、自分のためと同時にのこされた親族のためのものでもあるという側面もあります。
お葬式や終活について、ご不明な点や心配なことなどありましたらお気軽に公益社へお問い合わせください。
葬儀はなにかとトラブルが発生しやすいものです。
それを未然に防ぐには故人が生前からしっかり終活をしておくことが大切になります。
ここで紹介したことを参考にし、のこされた親族が不要なトラブルを起こしてしまわないようにしておきましょう。
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