葬儀が終わった後の事
知識
2019/02/27
初七日法要とはどのようなもの?必要な準備は?
仏式で葬儀をした場合、故人の没日から数えて七日目に「初七日法要」を行います。仏式で葬儀をあげたことがある人はわかるかもしれませんが、まだ行ったことがないという人は、初七日法要とはどのようなもので、どのようなタイミングで行うものなのかわからないという人もいると思います。
そこで今回は、初七日法要がどのようなものかご紹介します。
初七日法要とは
古代インドの考えでは、人は亡くなってから次の生を受けるまでの間、この世とあの世の間をさまようとされていました。この期間のことを中陰と呼び、仏教ではこの期間を「死者があの世へ旅立つための準備期間」と捉えています。
この期間に、残された家族は故人が極楽へ行けるよう、七日ごとに供養(法要)を行います。そして、死後最初に行う法要が「初めての七日目」である初七日法要です。この法要は、四十九日まで続き、定期的な法要をすることで故人が極楽へ行けるようになると考えられています。
ちなみに、浄土真宗では故人は死後すぐに極楽へ行けると考えられているので、初七日法要は故人が極楽へ行けるようにするためではなく、信仰を深めて故人への感謝の気持ちを伝えるために行うものとされています。
日にちの数え方
初七日法要は死後七日目に行います。「5月1日に亡くなったから、一週間後の5月8日が初七日かな」と考える人もいるかもしれませんが、そうではありません。中陰の日にちを数えるときには、一般的に「亡くなった日を1日目」と考えます。つまり、5月1日に亡くなった場合の初七日は5月7日となります。
また、地域によっては亡くなった前日を1日目と数えることがあります。初七日をいつ行うのかよく分からない場合は宗教者や葬儀を依頼した葬儀社へ確認しておきましょう。
「繰り上げ初七日法要」
初七日法要は原則的には死後七日目に行います。しかし、最近では参列者の予定などを考慮して、葬儀当日に初七日法要を行うことが多くあります。それが「繰り上げ初七日法要」です。
繰り上げ法要は火葬後、葬儀場に移動してから初七日法要を行う場合と火葬前のお葬式の中で初七日法要をする場合があります。
どちらの方法で初七日法要を行うかは、宗教者の考えや地域の風習などを確認してから行うようにしましょう。
初七日法要を葬儀当日に行うのであれば、基本的には葬儀社が段取りをしてくれます。しかし、死後七日目に行うのであれば、自分で準備して段取りすることが必要です。法要では僧侶に読経をしてもらうことになりますので、僧侶の手配とお布施を準備しておくようにしましょう。
法事・法要について、詳しくはこちらをご覧ください。
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