葬儀
知識
2017/11/16
神道葬式の形式と費用相場を今すぐ理解!神道葬式まとめ
日本固有の神道は、自然など万物に神を見出し崇める宗教です。神様を祀る神社は全国に10万社以上あるといわれ、神道と日本人は深いつながりがあります。
神道の葬式は一般的な葬式とは形式が異なり、葬儀社や葬儀形式によっても費用が変わるのが大きな特徴です。ここでは、神道葬式の形式と費用について、わかりやすくまとめました。神道のお葬式を検討される方は、ぜひ参考にしてください。
神道 葬式の特徴
まずは、神道のお葬式の特徴について見ていきましょう。
神道のお葬式は、「神葬祭」と呼ばれています。神葬祭は、故人の御霊をその家に留め、守護神・氏神として祀るための儀式です。神葬祭は聖域である神社では行わないのが一般的で、自宅もしくは斎場が式場となります。
神葬祭では、仏教で用いる焼香や線香の代わりに榊の枝に紙垂(しで)をつけた玉串を用い、玉串奉奠(たまぐしほうてん)という儀式を行います。
また、神式祭壇と呼ばれるシンプルな祭壇を用いる点も仏教のお葬式との違いです。お葬式では雅楽の演奏者を招いて実際に演奏してもらうのが通例ですが、費用面等の理由で呼ぶことができない場合は、雅楽のCDを用意します。
神道のお葬式は、まず遺体を棺に納める「納棺の儀」から始まります。その後は、祭詞の奏上や玉串拝礼を行う「通夜祭」(仏教の通夜に当たる)、弔辞の奉呈や祭詞の奏上などがある「葬場祭」(仏教の告別式に当たる)と続き、火葬場の炉の前で「火葬祭」が行われるのが一般的な流れです。
神道 葬式の費用
神道のお葬式にかかる費用は、仏教等の他の葬式と同様に家族葬と一般葬でそれぞれ費用が異なります。お葬式にかかる費用は、たとえば一般葬の葬儀一式の全国平均相場は約115万円です(「経済産業省の特定サービス産業動態統計調査」(2022年度))。神道のお葬式の場合、上記料金に別途追加料金が発生するケースもあります。
仏式と比べ簡素で戒名料もかからない神道のお葬式に割安感を持つ方もおられます。しかし、玉串や神饌物などが必要となり、仏式よりも費用がかかるケースもあります。
たとえば、仏教のお葬式で戒名料が必要なように、神道の葬式では神職に玉串料を納めます。また、神社にはお墓がないため、宗教・宗派を問わない霊園を探し、自分たちで墓地を用意する必要もあります。さらに、仏教の年忌法要と同じように故人の5年祭、10年祭などの式年祭があり、その都度費用が発生することも見越さなければいけません。
神道 葬式の注意点
神道のお葬式を考えている場合、主に費用の面で気をつけてほしいことが3つあります。「プランの内容」「葬儀社が取り扱っているかどうか」「葬儀の形式に対する神職の考え方」です。
まず、プランの安さばかりを強調する葬儀社の場合は、慎重な検討が必要です。プランの中にはオプションをつけなければ執り行えないようなものもあり、結果的に高額な料金がかかります。
次に、神道の葬式を希望した場合、どの葬儀社でもできるわけではありません。神道の葬儀数は葬儀全体の1割弱と少なく、神道の葬具が準備できないなどの理由から、お葬式を受け付けていない葬儀社もあります。そのため、費用面での選択肢も少なくなってしまいます。
また、供え物や玉串など用意するものが多いのも神道のお葬式の特徴です。そのため、葬式を取り仕切る神職の考え方が費用に大きく影響します。
例えば、雅楽を生演奏で行わなければならないということになると、費用は上がります。お供え物の中身や玉串の量によっても費用は変わり、いい加減な葬儀社は、これらに関してお客様に伝えることなく、中身が曖昧なまま進めてしまいますので、注意が必要です。
神道 葬式はお任せください
後から高額な費用を請求されることがあったり、御神職の考え方次第で費用が左右されたりと、費用について不明な部分も多い神道のお葬式。
公益社なら、神道のお葬式も安心してお任せいただけます。あいまいなプランは提示せず、要望に沿った、過不足のない見積もりを作成。また、項目ごとにしっかりとした説明をいたしますので、葬儀費用が適切か、予算に見合った内容かどうかをご確認いただけます。神社神道、教派神道、古神道、その他の神道といった宗派にも対応させていただきます。
まとめ
神道を信仰する人や神社とゆかりのある人が選ぶ神道のお葬式。「神葬祭」は玉串を奉るなど、故人の御霊をその家に留める神道独特の儀式です。
神式のお葬式は、仏式に比べてシンプルに見えることもあり、一般的な葬式に比べて簡素なイメージがありますが、実際は仏式などの葬儀と同様に、御神職への玉串料が必要なほか、お墓の用意や御霊祭(みたままつり)の実施など、故人を見送った後の費用も見越しておく必要があります。
神道のお葬式を検討する場合は、葬儀社の広告プランの安さに惑わされないこと、ご神職の考え方によっても費用が左右されることなどを覚えておきましょう。
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