葬儀
知識
2019/02/27
関東と関西で慣習が異なる! 葬儀の地域差について
葬儀は宗教や宗派によって異なるものという認識を持っている方も多いと思います。しかし、葬儀の慣習は地域によっても大きく異なるものです。関東から関西、関西から関東へ引っ越しをされた方は、葬儀の慣習の違いに驚いたという人もいるかもしれません。
ここでは、関東と関西の葬儀における慣習の違いをご紹介します。
通夜ぶるまい
通夜が終わった後、故人を偲びながら思い出を語りつつ食事をする「通夜ぶるまい」と呼ばれるものがありますが、これは関東を中心に行われる慣習です。関東では焼香の後、親族や参列者で一緒に食事をとります。そのため参列者の人数を予想して料理を準備することが多くあります。この時、参列者はすこしでも箸をつけるのがマナーとされています。
しかし、関西には通夜ぶるまいという習慣はなく、参列者は焼香が終わったら帰宅します。食事をすることもありますが、それは親族や近親者のみで行います。
香典
参列者が親族に渡す香典ですが、香典に関する慣習にも地域差があります。
関東では香典袋の水引は黒白が一般的ですが、関西では黄色と白色の水引の香典袋が使われることがあります。
関東の方が関西の葬儀に参列して驚くことも多いようです。
お骨拾い
火葬の後、故人のお骨を拾いますが、拾うお骨にも関東と関西で違いがあります。
関東ではすべてのお骨を拾うのが基本です。そのため骨壺が大きくなっています。一方、関西では足、腰、胸、腕、喉仏、頭といった主要部分のお骨だけを拾います。そのため骨壺は小さく作られています。また、関東の火葬場はすべてのお骨を拾い持って帰らなくてはいけませんが、関西の火葬場では書類に署名をすることでお骨を引き取らないという選択も可能な場合があります。
葬儀を行うまでの日取り
関東では逝去から3、4日後に葬儀を行うことが多いです。これは式場・火葬場・宗教者などのすべての段取りがつかなくてはならないというのが主な理由となっています(主に首都圏では希望の日時で火葬場を取れないという背景が大きく影響しています)。そのため、関東ではご逝去から数日後に葬儀を行うのが一般化しているのです。
関西は比較的火葬場を押さえやすいので、亡くなった翌日、または翌々日にはもう通夜を行うというのが一般的です。
関西から関東へ引っ越した方は、亡くなってから数日待つということに驚かれるかもしれませんが、その分、故人とのお別れの時間をゆっくりとれるという利点があります。
関東と関西の葬儀における慣習の地域差をご紹介しました。
細かな部分で異なる部分がまだありますが、ここで紹介したことが主要な相違点となります。関東と関西で慣習に違いがあることを知っておき、いざというときにも驚かないようにしておきましょう。
その他、葬儀のマナーについて詳しくはこちらをご覧ください。
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