葬儀
知識
2019/03/25
誰が務めるのが一般的?喪主の決め方と、葬儀での喪主の役割について
葬儀を行うにあたってはまず、喪主を決める必要があります。喪主というのは、遺族を代表して葬儀全般を取り仕切る立場の方をいいます。
しかし、「喪主は誰が務めるべきなのか」「喪主は具体的にどのような役割を持つのか」という疑問を持っている方もいることでしょう。そこで今回は、喪主の決め方や具体的な役割について紹介していきます。
喪主と施主の違い
喪主という言葉の他に施主という言葉も聞いたことがあるかもしれません。この違いは
喪主は葬儀全般の取り仕切る役割、施主は「布施を行う主」という意味で葬儀の費用を負担する方の事を言います。喪主と施主はどちらも兼ねている場合が多くあります。
喪主は誰が務めるべき?
喪主を誰が務めるべきなのかについては法的なルールはありません。一般的には、慣習に従って血縁者が喪主を務めることになります。
故人が遺言で喪主を指名していたときには、その希望を優先するのがよいでしょう。ただし、遺言で喪主を指定された場合であっても、やむを得ない事情があれば他の方が喪主を務めても問題はありません。
喪主の指定がなかった場合には、故人の配偶者が喪主を務めるのが一般的です。かつては故人の息子など後継者が喪主を務めることが多かったのですが、現在では家督を継ぐという考え方が弱くなっており、配偶者が喪主を務めるケースが増えてきました。
喪主を決めるときの優先順位とは
配偶者が既に亡くなっているときや、配偶者が高齢であったり病気であったりして喪主を務めるのが困難な場合には、血縁関係の深い方が喪主を務めることになります。具体的な優先順位は、故人の長男、次男以降の直系の男性、長女、長女以降の直系の女性、故人の両親、故人の兄弟姉妹となります。
故人に配偶者や血縁者がいないときには、友人や知人が喪主を務めても問題ありません。喪主を引き受ける方がいないときには、後見人やお寺の住職が喪主を代行してくれることもあります。
喪主にはどのような役割がある?
喪主というのは、遺族の代表者として葬儀全般を取り仕切っていく重要な役割です。具体的には葬儀社とのやり取りや葬儀の手配、お寺への連絡をし、通夜や葬儀を予定通り進行していきます。さらに、お布施や香典といったお金の管理や、葬儀が終わったあとのお返しやお礼についても、最後まで責任を持って行わなければなりません。
葬儀にあたっては、まずはどの葬儀社に葬儀を依頼するかを考え、プランや予算を決めていくことになります。葬儀の細かい流れについては、葬儀のプロである葬儀社が行いますので、それに従いましょう。不明な点があれば遠慮なく葬儀社に相談し、1つずつ疑問を解決していくことが大切です。
通夜や告別式のときには、喪主が遺族を代表して挨拶します。喪主の挨拶が必要な場面は、僧侶にお布施を渡すときや、会葬者を出迎える時、出棺時、精進落しの席などさまざまなので、心構えをしておきましょう。
喪主には、表向き葬儀を取り仕切ったり会葬者や僧侶に対応したりという重要な役割があります。喪主は慣習や家庭の事情を踏まえて、血縁者の中から最も故人に近しい方を選ぶという決め方が一般的です。
喪主というのは葬儀全体に責任を持ち、心を込めて滞りなく故人を送り出す重要な立場といえるでしょう。
葬儀に関する事前の準備についてはこちらのレポートもご覧ください。
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